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【就活・ブラック企業の見分け方】就活生のためのブラック企業の見分け方6選

くま先生。僕の後輩が今年大学3年生でこれから就活をするみたいなんだよ。
就活ですか。
これから頑張らないといけないですね。
そうなんだよ。
後輩はワークライフバランスを重視したいって言ってて、ブラック企業には絶対就職したくないって言ってるんだ。
確かに、ブラック企業には就職したくないですよね。
そうなんだよ。それでさ、僕は後輩のために力になりたいんだけど、僕はブラック企業の見分け方なんて知らないんだよ。
でも、くま先生ならブラック企業の見分け方も知ってるよね?知ってたら後輩のために教えてよ。
もちろんですよ。それでは、今回はブラック企業の見分け方を解説していくことにしましょう。

 

この記事で解決できること
  • 就活する際にブラック企業を見分けることができる
  • ブラック企業への就職を避けることができる

 

就活生が注意すべきブラック企業とは?  

この記事においてブラック企業とは、

    • 長時間労働で休みが少ない
    • 給料が安い
    • 残業代が出ないまたは少ない
    • 昇給がない、またはほとんど昇給しない
    • 職場の人間関係が悪い 

企業を指します。

就活の際には、よく初任給の額に目が行きがちです。
しかし、初任給が他の会社より少し高かったとしても、ボーナスがなければ年収で考えると他の会社よりも低くなります。
さらに、昇給がなければその後の年収の差はさらに開いていきます。

また、初任給が他の会社と同じであっても、残業代が出なければより多くの時間働いても同じ給料となりますので、時給換算するとかなり低くなります。
そのため、就活の際には決して初任給だけで決めずに、残業代、ボーナス、昇給の有無や、職場内の人間関係についても良く考えて入社する会社を決めましょう。

このようなことを慎重に考えないまま入社してしまうと、後からブラック企業だと知って後悔することもあります。

以下では、就活生が就活の際にブラック企業を見分けるためのポイントを解説していきます。

 

就活生のためのブラック企業の見分け方6選

ブラック企業の見分け方その1 〜平均勤続年数が異常に短い〜

 平均勤続年数の計算方法

会社の平均勤続年数は、以下の計算式で計算することができます。 

「会社の全従業員数÷採用人数=おおよその平均勤続年数」

新卒や中途によって入社時点の年齢は異なりますが、入社時点の平均年齢が25歳とすれば、従業員が定年までの勤続年数はおよそ30年になります。
上の計算式にあてはめ、おおそよの平均勤続年数が5年などとなる場合、その会社はかなり平均勤続年数が短いことになります。

 平均勤続年数が異常に短い理由

平均勤続年数が異常に短い場合、その会社は従業員の入れ替わりが多い会社ということになります。
そして、従業員の入れ替わりが多いということは、それだけ会社への定着率が低い不人気企業であるということになります。
このように、ブラック企業を見分けるため、その会社の平均勤続年数が異常に短くないかを一度計算してみましょう。
もし平均勤続年数が異常に短い場合には、ブラック企業の可能性があるため注意しましょう。

ブラック企業の見分け方その2 〜長期間求人を掲載している〜

求人サイトに掲載された求人の一般的な掲載期間は4週間とされています。

長期間掲載したり、何度も掲載したりする理由は大きく分けて、
①人員を増加させるため
②募集をしても応募が来ない
③退職者が多く欠員が生じている
場合のいずれかになります。

特に、人員増加を目指した成長企業ではないにもかかわらず、頻繁に求人募集が出されている会社は、③の退職者が多く欠員が生じている可能性が非常に高いです。
そのため、会社の成長具合(従業員の増加具合)と比較して、かなり長い期間掲載していたり、何度も掲載を繰り返している会社には注意が必要です。
ブラック企業か否か見分けるためにも、求人サイトと会社の成長具合(従業員の増加具合)を確認してみましょう。

ブラック企業の見分け方その3 〜年間休日数が少ない〜

休日日数が少ない会社の場合、当然労働時間が長くなりますし、そのような会社の場合、従業員の労働環境を疎かにしている可能性が高いです。
標準的な年間休日日数は『124日』とされています。
124日以上であれば、年末年始や夏季休暇などカレンダー通りの休みを取ることができます。

そのため、ブラック企業を見分けるには、この「124日」を1つの基準するのが良いでしょう。

ブラック企業の見分け方その4 〜求人内容が曖昧〜

 曖昧な求人内容の例

    • アットホームな職場
    • 成長できる仕事
    • やりがいのある仕事
    • 働きがいのある仕事内容 

 求人内容が抽象的な会社がブラックである可能性が高い理由

求人内容が抽象的ということは、その会社に魅力的かつ具体的なアピールポイントがないということです。
もし人気の企業であれば、求人内容に会社の魅力が具体的に書かれているはずです。
また、業務内容があいまいな会社も危険です。

このような会社に入社した場合、入社前にイメージしていた職場や仕事内容と異なる場合が多いです。
求人内容が抽象的な会社はブラック企業の疑いがあるため、入社には慎重になりましょう。 

ブラック企業の見分け方その5 〜口コミサイトに悪い評価が多い〜

口コミサイトは、実際にその会社で働いた人の意見を見ることができるため、入社を検討するためには有益な情報です。
もちろん、口コミサイトというものは、会社のことを良く思っていない人が嫌がらせのために悪い評価を記載している場合もあります。
しかし、悪い評価が一つや二つではなく、より多く存在する場合には、実際にその会社が悪い評価を受けるような状態である可能性が高いです。
そのため、口コミサイト内で悪い評価が多い会社はブラック企業の疑いがありますので、入社については慎重に検討しましょう

ブラック企業の見分け方その6 〜面接時における面接官や人事の対応が悪い〜

ブラック企業の可能性がある面接例
  • 面接官の表情が暗い
  • 面接時間に大幅に遅刻してくる
  • 話を全く聞いてもらえない

これらの例に該当する場合には入社を避けた方が良いです。

面接は、会社を成長されてくれる仲間を見つけるための顔合わせであり、会社に非常に重要なものです。
そのため、ホワイト企業であれば面接官も真剣かつ誠実に対応します。
それにもかかわらず、面接官や人事の対応が悪い場合には、その会社が従業員をことを軽視していると言えます。
そのため、このような会社はブラック企業の可能性が高いということになります。
ブラック企業を見分けるためにも、面接時の状況はよく覚えておきましょう。

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